脱毛症のお悩み解決 ウイッグと綿帽子のそらぞら は、現在準備中です。

2017/12/06 01:06

最近、寝る前にぬるま湯ではみがきをしていると、
猫がひょいっと手からそれを飲みます。
就寝前の白湯的な??さすが女子。

 
さてさて、今回はカットについてのお話。

よく、ネットを眺めていると
「抜けてきたら(もしくは、抜ける前に)髪を短くするべし!」
みたいな話が出てきます。
長い髪の毛が部屋にたくさん落ちていたり、
寝ている間に抜けて枕に付いているのを見ると、
やっぱりショックが大きいから。
抜け毛の片付けも、もちろん短い方が多少はラクですし…。

私も最初の脱毛の時は「その通りだ!」と思いました。
そして実際、ウィッグを使うようになってから
自毛を1cmほどの長さの坊主にしたこともあります。

確かに、ラク。
もはやシャンプーなんて必要あるのか?と思うほど。
洗うのも簡単だし、乾かさなくても問題なし。
短いからしょっちゅう髪を触らなくなりました。
(それまでは顎くらいの長さだったので、ついつい触ってました。)
触ると余計に抜けるし、その度気持ちが暗くなる。
これは良いこと尽くしだ!!と。
 
でも、ちょっと待って!!!
 
自分の経験と、これまで聞いたお話から考えてみると、
正直少し注意が必要なことも・・・。
まず、「短すぎると枕に刺さる。」

わかりますかねー?
5cmあれば多分大丈夫だけど、
1~2cmの長さの髪は、寝ている間に抜けると
結構枕や枕カバーに刺さります。
そしてこれを取るのがなかなか面倒くさい。
コロコロでは取れなかったりするので、
一本一本引き抜かなくてはいけません。

それともうひとつ。(こちらの方が重要!)
特に抗がん剤などの治療で事前に髪が抜けることを
知らされた方から聞くお話。

ロングヘアの方が、病院で
「治療前に髪を切った方が良い」
と言われて切るケース。

 これの何が問題なのか?
まだウイッグを用意していないのに
「先に自毛を短くしてしまうこと」です。
ウイッグを使わない(帽子で対応する等)場合は
問題ではありません。あくまで、普段の生活で
ウィッグを使うことがほぼ決まっている場合です。

では、なぜそれが大問題なのか??
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(当たり前だけど)ウイッグの髪は伸びません。
 
だから、急いで切ってしまった後、ウィッグを作りに行って、
「ショートボブにしちゃったけど、やっぱりロングがいい…」
なんて思ってもどうしようもないわけです。
もちろん、周囲の目なんて気にしない!という方は全然OKです。
初めから今より短くすると決めている方も同じ。
でも、なるべく自然にウイッグに移行したい方は要注意!
 
逆に、自毛を長めに残しておいて、ウイッグで短くなるのは問題なし。
ウイッグでいつもの自分より毛量が増えてしまっても、
イメチェンもしくは髪型が変わったからかな?と
周りに錯覚させることができます。笑
 
大事に伸ばした髪をばっさりいってしまう前に
少しだけ考えてみてくださいね。
ウィッグは、いつも通り暮らすための手段のひとつ。
手段のために目的を見失わないようにしましょう。
とはいえ、病気や治療で気持ちが追いつめられると
判断が難しくなるのは普通のこと。
 
絶対に押し売りなどしませんので、
お一人で悩んでいるときにはお気軽にご連絡ください。
メールでのご相談もお受けしています。(もちろん一切無料です。)
 
余談。
ウイッグ、自毛よりちょっぴり温かいですよ(^^)